仕事

リミッターを外し、行動してみよう。話はそれからだ。

行動力に関する書籍や発言が賑わす昨今、
「行動」について考えてみようと思います。

新年の目標を立て、今年こそは一歩踏み出してみようと考えている人、

日々の生活に忙殺されて、なかなか行動にうつせていない人、

行動の勇気や覚悟があと一歩でない人、

そんな人の助けになれたらと思います。

稲盛和夫氏が考案した結果への方程式とは?

京セラの創業者であり、
現在日本航空の名誉会長である稲盛和夫氏は、
名著『生き方』において、

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

と述べています。

能力とは、才能や知能といった先天的な資質を表し,
熱意とは、情熱や努力する心といった後天的な努力を表す。
考え方とは,哲学や思想,倫理観といった生きる姿勢,
それらすべてを包含した人格を表す。

「能力」は「才能」と、
「考え方」は「思考」とは同義であるため、
それぞれ置き換えます。

また、「熱意」では少々漠然としているため、
ここでは、「行動」に置き換えてみたいと思います。

そうすると、

人生・仕事の結果=思考×行動×才能

という方程式が新たに導きだされました。

スカウターをバグらせたい

【能力(才能)】    0点〜100点
【熱意(行動)】    0点〜100点
【考え方(思考)】    -100点〜100点

稲盛氏は、

これら三つの要素の掛け算によって
人生や仕事の成果が得られるとしています。

ん、ちょっと待ってほしい。 
全部100点満点ってつまらないな。

何か一つ、リミッター外したくない??!

うん、外したくなってしまった。
だって、そうじゃないですか。

バグったような成果を出す人って、
きっと、スカウターの数値凄いもん。

「才能」は先天的なものであるため、
今から突然才能に目覚めるのはちょっと難しいです。
なので、残念ながら凡人の僕にリミッターは外せなさそう。

「思考」は稲盛氏の言う通り、
心の在り方や生きる姿勢、これまで記してきた哲学、理念や思想を含み、
この考え方次第で人生が決まってしまうといっても過言ではありません。

才能や熱意に恵まれていても、考え方の方向性が間違っていると、
それだけでネガティブな成果になってしまう。

ただ、思考をバグらせるのは少し意味合いが変わってきそう。

思考「1000点」とかもはや、仏よ。
うん、尊いんよ。

むしろ意識的にバグらせるなんてできるのかな。マイナスになってしまいそう。

正しい教えや教育を受け、尊敬する人や先生を師として仰ぎ、
日々を積み重ねてきたならば、
マイナスになることはないし、
だからといって100点を超えることもない。

思考も100点満点の戦いをしよう。

落ちてるゴミは拾う、
困っている人がいたら助ける

とかね。

当たり前のことを当たり前にしていこう。

では、行動はどうでしょう。

行動に対するたった一つの提案

さて、本題の「行動」について。

行動は唯一後天的なものです。

でも、僕たちは何か行動するときに、

お金とか、経験とか、勇気とか、覚悟とか、
いつも何かが少しずつ足りなくて。

行動するのが怖くなります。
行動に伴って、気力や体力、経済力など、
様々なものが消費されてしまう。

行動した方が良さそうなことなんて
わかっている。

そうはいっても、
行動したって必ずポジティブな結果が返ってくるなんてことは、残念ながらない。
未来がわからない不安、傷つくかもしれない恐怖、
失敗したときの不甲斐なさ、失望。

これらを何度も繰り返し大人になっていくなかで、
心が磨耗していく。

別に今行動しなくたって、代わり映えのない明日はやってくるし、
また今度時間があるときでいっか。

みたいな。

行動するのはいつだって億劫だ。

だから、バグらせにきた。

行動への一歩が踏み出せない理由として
後先を考えてしまうのがあります。

今これをすると、今後もしかしてあれに影響がでてしまいそうだから、
もう少し諸々落ち着いてから始めよう。


とか。

でも、よく考えてみてほしい。
未来のことを完璧に予想するのは無理なわけだし、
後先考えたってどうせその通りにはならない。
コロナが蔓延して世界にここまでの影響を与えたのを誰も予見できなかったように。

だから、後先考えることはもうやめにしましょう。

そうはいっても、なんでもかんでもGOサインを出せばいいってものでもない。

一旦落ち着いて座り直して聞いてほしい。

では、どうするか。

判断基準を設けましょう。

・命に関わる危険性はないか。

・法に触れる可能性はないか。

・誰かの信用を傷つける危険性はないか。

この3個に当てはめて機械的に判断する。

ここで、敢えてお金は行動にあたっての
判断材料に入れませんでした。

お金って大切ですよね。

でも、お金が貯まったら行動するってのは無理です。いつ貯まるんですか。お金。

僕お金ないもん。

一回きりの人生、お金で行動が制限されるなんて、悲しいじゃないですか。

きっと、後先考えずに行動し続けたら
資金がショートする事態が起きることもあるでしょう。

ショートしたら、その時にまたどうやって生きようか考えて、
新たに行動すればいいんです。

じゃあお金増やすために、事業でも始めてみようか。

とかね。

だから、大丈夫。

そして上2個は言わずもがなですが、
特に忘れてはいけないことは、3個目です。

世の中にはグレーゾーンなるものが
多くあります。

怪しい情報商材やネットビジネスのようなものを想像してください。

これらはたしかに法の目を
上手く潜り抜けているのかもしれない。

しかし、社会はどこまでいっても人と人との信頼での上に成り立っています。

自分の信用を切り売りしたり、
関わる人の信用を傷つける行為は、
短期的な利益にはなるかもしれませんが、
長期的には必ず淘汰されます。

なので、自分や関わる相手の信用を傷つけるものではないかは、
丁寧にチェックする必要があります。

そして、
少しでも面白そうだとか興味を持ち、
3個の要件をクリアしたものなら何でも行動してみましょう。

後先考えずに。

まとめ

そうして、1年間に1000回行動してみてください。

何でもいいんです。
例えば大きなテーマ10個決めて、
(仕事、恋愛、交友関係、恩返し、人助け、運動、趣味、発信、教養、運を良くする行い)

各々100個ずつくらい行動の目標を立てて、勇気をだして、やってみる。

恋愛だったら、
気になっているカフェの店員に連絡先を渡してご飯に誘ってみる。

とか。

人助けなら、
初めて献血に行ってみたり、
被災地のボランティアに参加してみる。

というのでも。

恩返しなら、
実家の母親に電話してみるとか、
お世話になった先生に元気な姿を見せに行く。

これもいい。

ほんとに何でもいい。
取り敢えず少しの勇気があればできることから、やってみましょう。

1年で1000回行動したら、
みえる世界変わりますよ。
行動する前の自分とはもう全然違う自分が立っているのだから。

行動のリミッターを壊して、
無限の彼方まで、さあ、行こう。

おしまい

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